ケミカルピーリングの深さ
ケミカルピーリングでは、使う薬剤ではなく、そのピーリングの深さによって治療効果に違いが出てきます。
ケミカルピーリングの深さにはいくつか種類がありますが、ニキビやシミなどの角層に原因があるものは、角層をピールするだけで効果があります。
角層だけをケミカルピーリングする場合は、主剤としてAHAやBHAが主に使われます。
また、毎日使う外用剤として処方する場合は、AHAの濃度7〜15%のジェルやローションが使われます。
表皮を治療したい場合は、表面的なピーリングを行い、表皮の生まれ変わりを促進する。
そして、ケミカルピーリングを繰り返し行なうことによって、表皮の増大やヒアルロン酸などの沈着を促しつつ、真皮のコラーゲンの増加を期待します。
表皮をケミカルピーリングする場合も、主剤としてはAHAやBHAが主に使われます。また15〜20%のTCAも使われることがあります。
なお、日本人が表皮の大半をケミカルピーリングすると、肌の炎症後に色素沈着がよく起こります。
この色素沈着が起こると、肌が回復するまでそれなりに時間がかかってしまうので、表皮の大半をケミカルピーリングする場合は、治療前に十分に検査を行ない、専門家の指示を仰ぎましょう。
そして、真皮を治療したい場合は、深いケミカルピーリングを行ないます。
しかし、日本人の場合、肌質などの関係で、「肌の回復が遅い」「肌の炎症後に色素沈着が起こる」「肌に赤い点が大量にできる」などの問題が起こります。
そのため、深いケミカルピーリングは日本ではほとんど行なわれていません。